人材育成学会 第16回年次大会 ~参加申し込みのご案内~
~生産性や革新性,成長性を高める組織運営のために~ |
<大会テーマの趣旨> ―――――――――――――――――――――――
今,人事や教育部門の役割が問い直されています。背景には,VUCA(変動性,不確実性,複雑性,曖昧性)と称される環境変化もあり,日本企業に求められている組織の活性化と価値のさらなる拡大という経済的な要請があります。それに基づき,昨年の第15回年次大会のテーマともなった「働き方改革」の実現が求められています。従来の同質性や画一的な人の扱い方・慣行に対して,「働き方改革」では多様性や個の違いを採り入れ,付加価値を生み出す仕事の仕方・働き方の実践が重要なテーマとなっています。さらに,AI(人工知能)やビックデータの活用などにより,HRテック,ピープルアナリティクスといった技術革新の人材分野への適用も進み始めてきています。
いま進展しつつあるこれらの変化は,人事や教育部門に新たな活動の展開を促しています。それは,働き方改革を通して,一人ひとりの人材がどれほど能動的に働くことができ,組織の活力が増し,成果を生み出す組織体質への支援とその成果の把握です。このような現場における新たな活動の仕組み化と組織の体質変化の支援は,人材育成学会がその使命としている活動に他なりません。それ故,第16回年次大会では,「生産性や革新性・成長性を高める組織運営のために」をサブタイトルに加え,企業の活性化と組織の成長に貢献する人事・教育部門の活動をテーマと致しました。
このテーマとして,いくつか論点を提示すると,ダイバーシティや高齢者雇用,キャリア自律,ウェルネス(メンタルヘルス),若者雇用などがあります。今までは,それらの視点は福利厚生,あるいは雇用の提供・確保といった視点で検討されることが主流でした。これらの人材をむしろ戦力として,どのように積極的に活用することができるかをもっと検討する必要があると考えます。働き方改革でも,制度づくりに力が入れられてはいますが,新たな制度のもと,どういった組織成果をあげるのか,そのために何をするのか,という展開はまだまだ弱いと考えます。
HRテック,ピープルアナリティクスの導入は,現場で貼りつきがちな人材のデータを収集し,事業戦略に結びつけ展開することを可能にします。オペレーション業務中心の人事から戦略・課題解決中心の人事へと変貌することに迫ってくるともいえます。 動機づけに関しても,金銭や昇進といった外的報酬から,達成や成長といった内的報酬を動機付けとして重視する傾向が強まっています。近年,生産性の中でも,知的生産性を高めることが戦略上重要となってきており,付加価値を生み出し,革新を引き起こす活動が今まで以上に重視されるようになっています。 以上の問題認識を持って,今回の年次大会では,標記テーマのセッションを設けました。また,シンポジウムでは,こういった問題意識を前提として問題を掘り下げ,解決の方向を探ります。
■期 日: | 2018年12月9日 (日) | |
■会 場: | 東海大学 高輪キャンパス(東京都港区高輪2丁目3-23) | |
■交 通: |
◆JR・京浜急行「品川駅」下車,高輪口より徒歩約18分 (改札より右方向(田町方面)に進み,「高輪2丁目」交差点を左折)。 ◆JR・京浜急行「品川駅」下車,高輪口より都バス「目黒駅行」に乗り「高輪警察署前」下車,徒歩約3分。 ◆東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金高輪駅」下車,出口1から左に進み,徒歩約8分。 ◆都営地下鉄浅草線「泉岳寺駅」下車,A2出口より徒歩約10分。 |
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■案 内 図: |
https://www.u-tokai.ac.jp/info/traffic_map/ より 高輪キャンパス案内の各駅からのアクセスマップをご覧ください。 |
第16回年次大会実行委員会
委 員 長: | 荒井 元明 (東海大学 高輪教学課キャリア就職担当課長) | |
〒108-8619 東京都港区高輪2丁目3-23 東海大学 高輪教学課 キャリア就職担当 荒井元明 気付 人材育成学会 第16回年次大会実行委員会 E-mail:JAHRD_taikai@yahoo.co.jp |
人材育成学会 大会・研究会企画委員会
委 員 長: | 花田 光世 (慶應義塾大学 名誉教授) | |
委 員: | 城戸 康彰 (産業能率大学 経営学部 教授 大学院 研究科長) | |
櫻木 晃裕 (宮城大学 事業構想学部 教授) | ||
須田 敏子 (青山学院大学 大学院国際マネジメント研究科 教授) | ||
高橋 修 (東北大学 高度教養教育・学生支援機構 准教授) | ||
荒井 元明 (東海大学 高輪教学課 キャリア就職担当課長) |
当日スケジュール
9:00 | 受付 | |||
9:30 | ~ | 12:00 | 研究発表 | |
12:00 | ~ | 13:10 | 休憩(理事会) | |
13:10 | ~ | 15:00 | シンポジウム | |
15:05 | ~ | 15:45 | 総 会 | |
15:55 | ~ | 17:55 | 研究発表 | |
18:10 | ~ | 19:30 | 懇 親 会 (4号館 B1階 コメドール(食堂)) |
【スケジュール詳細 と 大会プログラム はこちらから】 |
シンポジウム 13:10~15:00 2B 101 大講義室 (2号館 B1階)
「新たな人事・教育部門のあり方~生産性や革新性,成長性を高める組織運営のために~」 | ||||
パネリスト | ||||
有沢 正人氏 | カゴメ株式会社常務執行役員CHO(人事最高責任者) | |||
寺川 尚人氏 | 株式会社Indigo Blue(インディゴブルー)代表取締役 | |||
花田 光世氏 | 慶應義塾大学名誉教授 | |||
コーディネータ | ||||
須田 敏子氏 | 青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授 |
特別ミニ・シンポジウム 15:55~17:55 会場B (4103教室)
「グローバル人材育成・第三の道:外国籍留学生の雇用と課題」 | ||||
主管 人材育成学会グローバル人材育成プロジェクト | ||||
世話人 | 高橋 修 | (東北大学高度教養教育・学生支援機構准教授) | ||
宮下 清 | (長野県立大学グローバルマネジメント学部教授) | |||
野宮 大志郎 | (中央大学文学部) |
<特別ミニ・シンポジウムの趣旨> ―――――――――――――――――――――――
日本には,今日30万人の外国籍留学生がいる。彼ら彼女らは,母国を離れて勉学に励む。海外志向性や積極性はもとより,複数言語対応能力,高い異文化適応能力,さらには日本文化に対する一定の理解や日本的価値判断も身につけた人材が多い。こう考えると,外国籍留学生は,すでに「グローバル人材」である。 日本の大学に在籍する外国籍留学生のほとんどは,修学後,日本企業での就職を希望する。グローバル人材の確保に頭を悩ませる企業にとっては,外国籍留学生は,まさに現代版の「金の卵」のはずである。しかし,実際に日本で就職する外国籍留学生は全体の3割にとどまる。なぜか。外国籍留学生は,なぜ日本で就業しないのか。何が,彼ら彼女らとグローバル企業との「理想の結びつき」を阻止しているのか。
企業とグローバル人材潜在群との関係には幾つかの要因が介在する。たとえば,日本の教育機関である。外国籍留学生が就職を希望する場合には,自らが属する学校で情報・アドバイスを受ける。さらに,外国籍留学生同士のニッチなサークルで流れる情報もある。二者の関係を問う際に,従来の研究ではあまり問われることのなかったこれら諸要因も検討する必要があろう。
「グローバル人材」という研究領域では,今まで「日本人人材」のグローバル化に専念してきた。日本の企業にとっては,外国籍留学生とはどのような人材なのだろうか。また,外国籍留学生にとって,日本企業はどのように映っているのだろうか。外国籍留学生の就業から日本企業を見ることで,日本企業の新しい姿が見えるかもしれない。本シンポジウムを,今後進展する研究プロジェクトのスタートとしたい。
<シンポジウム報告> | ||
外国籍留学生,雇用上の諸課題 | 内山光美氏 | (アルプス電気株式会社人事部人材開発グループマネージャー) |
外国籍留学生の就職と大学の対応 | 門間由紀子氏 | (東北大学キャリア支援センター 特任准教授) |
外国籍留学生と企業とのあいだ | 松田秀和氏 | (株式会社ゴーウェル代表取締役社長) |
【発表プログラムはこちらから】 |
参加申込方法と参加費 (※発表をされる方も参加申込手続きが必要です。)
同封の郵便振替用紙に必要事項をご記入のうえ、参加費と合わせてお申し込みください。
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申込み時期 | 会員/非会員 | 参加者種別 | 参加費(資料代を含む) | 懇親会費 |
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事前申し込み | 会 員 | 社会人 | 3,000円 | 3,000円 |
部生・大学院生 | 1,000円 | 3,000円 | ||
非会員 | 社会人 | 7,000円 | 3,000円 | |
学部生・大学院生 | 4,000円 | 3,000円 | ||
当日参加 | 会 員 | 社会人 | 4,000円 | 3,000円 |
学部生・大学院生 | 2,000円 | 3,000円 | ||
非会員 | 社会人 | 7,000円 | 3,000円 | |
学部生・大学院生 | 4,000円 | 3,000円 |
注1) | 11月27日(火)までにお手続きいただけない方は当日参加扱いとなります。 | |
注2) | 当日参加の方は、会場受付で参加申込書にご記入の上、参加費をお支払いください。 | |
注3) | 大会参加費に論文集代は含まれます。 (2018年度会費納入がお済みの会員で,大会に参加されない方には後日送付いたします) |
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参加申込書(郵便振替用紙)の記入方法
A. 個人会員の方 | ||
同封の郵便振替用紙が申込書を兼ねます。該当の支払項目に○印をつけ必要事項をご記入ください。 | ||
B. 法人会員の方 | ||
代表者の方お一人がお申込みの場合は,個人会員に準じます。 代表者以外の方のお申込みは,該当の支払項目に○印をつけ,会員番号の欄に法人会員番号と余白に会員企業名を明記し,ご依頼人欄へ参加者の名前を記入してください。 複数人あわせてのお申込みの場合は,ご依頼人欄にお名前を列記し,合計金額をお支払ください。余白が足りない場合は,E-mailで法人会員番号・会員企業名,郵便振込日と参加者一覧およびそれぞれの懇親会参加有無をお知らせください。 |
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C. 非会員の方 | ||
次の①~⑥の事項を,E-mailにて年次大会実行委員会事務局までご連絡ください。あわせて郵便局備付の郵便振替用紙(払込取扱票)により,記載事項をご記入の上,参加費をお支払いください。 ① 件名:人材育成学会第16回年次大会参加申込書 ② 氏名(フリガナ) ③「非会員」の表示 ④ 所属名(勤務先) ⑤ 連絡先:郵便番号,住所(自宅・勤務先の明示),電話番号,E-mail ⑥ 懇親会の参加有無 ※ 郵便振替用紙への記載事項(郵便局備え付けの払込取扱票) ◎ 口座記号番号:00120-6-392521 ◎ 加入者名:人材育成学会年次大会実行委員会事務局 ◎ 金額:合計金額 ◎ 通信欄:a)「大会参加費」の表示、 b)「非会員」の表示(会員の場合は会員番号),c)懇親会の参加有無 ◎ ご依頼人欄: お名前 |
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注1) 会員の方でお手元に振替用紙がない方は,上記をご参照いただき,お振込みください。 注2) 念のため大会当日払込用紙の控え(またはお振込みが確認できるもの)をご持参ください。 |
【会場案内図】 1号館から入館。そのまま直進し4号館1階4101教室「受付」にお進みください。 |