人材育成学会 第16回年次大会 ~発表申し込みのご案内~
テーマ : 新たな人事・教育部門のあり方 ~生産性や革新性,成長性を高める組織運営のために ~
第16回年次大会は,本年12月9日(日)に東海大学高輪キャンパスを会場に開催します。今回大会の概要と研究発表の応募についてお知らせいたします。ご熟読の上,期限内にお手続きくださいますようお願いいたします。
多数のご参加とご発表をお待ちしております(参加申込みのご案内は,後日改めて行います)。
――――――――――――― <大会テーマの趣旨> ―――――――――――――
今,人事や教育部門の役割が問い直されています。背景には,VUCA(変動性,不確実性,複雑性,曖昧性)と称される環境変化もあり,日本企業に求められている組織の活性化と価値のさらなる拡大という経済的な要請があります。それに基づき,昨年の第15回年次大会のテーマともなった「働き方改革」の実現が求められています。従来の同質性や画一的な人の扱い方・慣行に対して,「働き方改革」では多様性や個の違いを採り入れ,付加価値を生み出す仕事の仕方・働き方の実践が重要なテーマとなっています。さらに,AI(人工知能)やビックデータの活用などにより,HRテック,ピープルアナリティクスといった技術革新の人材分野への適用も進み始めてきています。
いま進展しつつあるこれらの変化は,人事や教育部門に新たな活動の展開を促しています。それは,働き方改革を通して,一人ひとりの人材がどれほど能動的に働くことができ,組織の活力が増し,成果を生み出す組織体質への支援とその成果の把握です。このような現場における新たな活動の仕組み化と組織の体質変化の支援は,人材育成学会がその使命としている活動に他なりません。それ故,第16回年次大会では,「生産性や革新・成長性を高める組織運営のために」をサブタイトルに加え,企業の活性化と組織の成長に貢献する人事・教育部門の活動をテーマと致しました。
このテーマとして,いくつか論点を提示すると,ダイバーシティや高齢者雇用,キャリア自律,ウェルネス(メンタルヘルス),若者雇用などがあります。今までは,それらの視点は福利厚生,あるいは雇用の提供・確保といった視点で検討されることが主流でした。これらの人材をむしろ戦力として,どのように積極的に活用することができるかをもっと検討する必要があると考えます。働き方改革でも,制度づくりに力が入れられてはいますが,新たな制度のもと,どういった組織成果をあげるのか,そのために何をするのか,という展開はまだまだ弱いと考えます。
HRテック,ピープルアナリティクスの導入は,現場で貼りつきがちな人材のデータを収集し,事業戦略に結びつけ展開することを可能にします。オペレーション業務中心の人事から戦略・課題解決中心の人事へと変貌すること迫ってくるともいえます。
動機づけに関しても,金銭や昇進といった外的報酬から,達成や成長といった内的報酬を動機付けとして重視する傾向が強まっています。近年,生産性の中でも,知的生産性を高めることが戦略上重要となってきており,付加価値を生み出し,革新を引き起こす活動が今まで以上に重視されるようになっています。
以上の問題認識を持って,今回の年次大会では,標記テーマのセッションを設けますので,多数の発表応募をお待ちしています。また,シンポジウムでは,こういった問題意識を前提として,企業,研究者,行政等から登壇者を集め,問題を掘り下げ,解決の方向を探る予定です。
■期 日: | 2018年12月9日 (日) | |
■会 場: | 東海大学 高輪キャンパス(東京都港区高輪2丁目3-23) | |
■交 通: |
◆JR・京浜急行「品川駅」下車,高輪口より徒歩約18分 (改札より右方向(田町方面)に進み,「高輪2丁目」交差点を左折)。 ◆JR・京浜急行「品川駅」下車,高輪口より都バス「目黒駅行」に乗り「高輪警察署前」下車,徒歩約3分。 ◆東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金高輪駅」下車,出口1から左に進み,徒歩約8分。 ◆都営地下鉄浅草線「泉岳寺駅」下車,A2出口より徒歩約10分。 |
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■案 内 図: |
https://www.u-tokai.ac.jp/info/traffic_map/ より 高輪キャンパス案内の各駅からのアクセスマップをご覧ください。 |
実行委員会
委 員 長: | 荒井 元明 (東海大学 高輪教学課キャリア就職担当課長) | |
〒108-8619 東京都港区高輪2丁目3-23 東海大学 高輪教学課 キャリア就職担当 荒井元明 気付 人材育成学会 第16回年次大会実行委員会 E-mail:JAHRD_taikai@yahoo.co.jp |
人材育成学会 大会・研究会企画委員会
委 員 長: | 花田 光世 (慶應義塾大学 名誉教授) | |
委 員: | 城戸 康彰 (産業能率大学 経営学部 教授 大学院 研究科長) | |
櫻木 晃裕 (宮城大学 事業構想学部 教授) | ||
須田 敏子 (青山学院大学 大学院国際マネジメント研究科 教授) | ||
高橋 修 (東北大学 高度教養教育・学生支援機構 准教授) | ||
荒井 元明 (東海大学 高輪教学課 キャリア就職担当課長) |
当日スケジュール(予定)
9:00 | 受付開始 | |||
9:30 | ~ | 12:10 | 研究発表 | |
12:10 | ~ | 13:20 | 休憩(理事会) | |
13:20 | ~ | 15:00 | シンポジウム | |
15:05 | ~ | 15:40 | 総 会 | |
15:50 | ~ | 18:30 | 研究発表 | |
18:30 | ~ | 20:00 | 懇 親 会 (18:10~ウエルカムドリンク) |
Ⅰ.シンポジウム
「新たな人事・教育部門のあり方 ~生産性や革新性,成長性を高める組織運営のため~」 経営職,人事・教育部門等の企業人,研究者など各方面の専門家をパネリストとしてお招きし,話題提供とパネルディスカッションを行います(パネリストは現在選考中)。
Ⅱ.研究発表
(1)発表区分:「研究発表」と「事例発表」に区分します。
※事例発表は,本学会の特徴を具現化するものとして毎年設けています。人材育成に関する企業やコンサルティングを通して効果的だった事例,先進的な事例,また,特徴のある事例を紹介・報告するものです。
(2)発表者:「単独発表」または「共同発表」に区分します。
※共同発表:発表論文を共同発表とする方は,当日発表会場に同席することが条件です。
(共同研究者は,共同で研究をしている方で,発表当日の同席は義務といたしません。)
(3)発表分野:9分野に分けて募集します。
① | 「新たな人事・教育部門のあり方」:年次大会テーマに沿った事例報告,提案,研究など。 |
② | 「人材育成と社会システム」:人材育成の社会的,経済的,文化的基盤及び環境倫理を取り扱う領域。 |
③ | 「戦略と計画」:事業戦略と人的資源計画に関する領域。 |
④ | 「採用と配置」:人材の調達及び配置に関わる領域。 |
⑤ | 「評価と処遇」:人材の評価と処遇に関わる領域。 |
⑥ | 「訓練と開発」:人材の教育・訓練と個人のキャリア発達・開発に関わる領域。 |
⑦ | 「職場環境とメンタルヘルス」:職場環境のアメニティとメンタルヘルスの向上を取り扱う領域。 |
⑧ | 「グローバル社会と人材育成」:グローバル社会に対応する人材の育成に関わる領域。本年は,特に帰国子女,留学生の就職や人材育成に関するテーマを募ります。 |
⑨ | 「一般研究発表」:“人材育成"にかかわる発表または事例であれば,特に内容は問いません。自由にご応募ください。発表申込みに際しては,申込書の「キーワード欄」に必ず人材育成にかかわるキーワードをあげてください。なお,お申込みの発表内容と,他の発表者の内容とを勘案して,大会・研究会企画委員会と大会実行委員会とで調整し,①から⑧の分野に振り分けさせていただくことがありますので,ご了承ください。 |
(4)発表時間:1人30分。(質疑応答,交代時間を含む)
Ⅲ.研究発表のお申込み
(1) 申込締切
2018年9月10日(月)必着 (プログラム構成上、締切日までのお申込を厳守いただきますようお願い致します。)
(2) 申込方法
「 第16回年次大会研究発表申込書 」に必要事項をご記入の上,年次大会実行委員会まで郵送またはE-mailの添付ファイルにて,ご送付ください。
(3) お申込みにあたっての留意事項
- 上記9分野の中で適当と思われる分野を選択してください。
- お申込みされた研究発表は,大会・研究会企画委員会と大会実行委員会とで調整し,分野ごとに検討し審査します。その結果,発表不可となる場合,あるいは申込状況に応じて発表分野の変更となる場合がありえます。あらかじめご了承ください。
- 研究発表として発表が決定した場合でも,送付いただいた報告論文原稿の内容によって,事例発表への変更をお願いする場合もあります。あらかじめご了承ください。
- 第1発表者としての研究発表は1人につき1件のみとします。ただし,大会実行委員会から特に依頼された発表についてはこの限りではありません。
- 発表者は,発表の時点で会員(法人会員の構成員を含む)であることが必要です。現在会員でない方は,至急学会入会の手続きをしてください。ただし,大会実行委員会から特に依頼された発表についてはこの限りではありません。学会入会申込は,人材育成学会ホームページの専用フォームからお手続きください。(http://www.jahrd.jp/)
- 報告論文原稿の提出時に,人材育成学会ホームページへの原稿掲載可否をお尋ねします。
(4) 発表申込書の記入について
- 発表区分は,研究発表または事例発表から選んでください。
- 発表者とは,発表会場で口頭発表する会員です。単独発表か共同発表かを選んでください。
- 共同発表者は発表時に同席することが条件です。
- 共同研究者(共同発表者ではない)がいらっしゃる場合は,発表申込への記載ではなく,論文提出時に,本文または,脚注で明示してください。
- 希望分野は,上記9分野から選んでください。
- キーワードは,発表に関係する10語以内を記入ください。
- 概要はなるべく詳細にご記入ください。
- 発表会場には,パソコン(OSはWindows8,ソフトはMS-PowerPointを含むOffice 2016)とそれにつながっているプロジェクタを用意しています。データをUSBメモリでご持参いただければ投影できます(推奨)。
また,パソコンをご持参いただいた場合はRGBケーブルに接続できます(それ以外のケーブルの場合は変換アダプタをご持参ください)。
なお,マックについては動作の保証はできませんが,マックをご使用されたい場合には,パソコンとアダプタをご持参して当日動作確認をし,可能ならご使用下さい。 - 執筆要項 などの送付先は,発表者への連絡時期が9月下旬であることをご想定の上,自宅または勤務先のうち,ご都合の良い方に○を付けてください。
(5) 研究発表申込書の受付について
- 発表申込みに対しては,事務局が「研究発表申込書」の到着を確認しましたら,「受付確認」メールを JAHRD_taikai@yahoo.co.jp からお送りします。
※発表可否のお知らせとは別です。申込書をお送りになられた後,1週間以内に連絡がない場合は,実行委員会までお問合せください。
Ⅳ.発表者への連絡
(1) | 発表者には、9月下旬に発表の可否を連絡します。 | |
(2) | 発表を可とされた申込者は,論文の原稿を10月19日(金)までにお送りください。 (原稿締切りまでの期間が短いので,執筆要項 を参考に予め原稿をご用意ください) |
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(3) | 論文の原稿枚数は6枚以内とします(偶数ページ: 執筆要項 ご参照)。 原稿は版下の形で,ワープロ出力したもの(またはそのコピー)を提出してください(そのままの形でモノクロ印刷します)。 なお念のため,原稿のファイル(MS-WordあるいはPDF)を実行委員会宛に電子メールにてお送りください。 JAHRD_taikai@yahoo.co.jp |
Ⅴ.参加申込について(10月中旬に改めて参加申込みのご案内をいたします)
- 研究発表の有無にかかわらず,年次大会に参加される方は,参加の申込が必要です。
(発表申込みをされている方も,必ず参加申込み手続きをしてください) - 参加費等(予定)
会員/非会員 | 参加者種別 | 参加費 (資料代を含む) |
懇親会費 | |
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事前申し込み | 会員 | 社会人 | 3,000円 | 3,000円 |
学部生・大学院生 | 1,000円 | 3,000円 | ||
非会員 | 社会人 | 7,000円 | 3,000円 | |
学部生・大学院生 | 4,000円 | 3,000円 | ||
当日参加 | 会員 | 社会人 | 4,000円 | 3,000円 |
学部生・大学院生 | 2,000円 | 3,000円 | ||
非会員 | 社会人 | 7,000円 | 3,000円 | |
学部生・大学院生 | 4,000円 | 3,000円 |
Ⅵ.宿泊について:各自で手配いただきますよう,お願い申し上げます。
- 前泊,後泊を予定される方は,早目のご予約をお勧めいたします。
Ⅶ.今後のスケジュール(予定)
発表申込締切 | 2018年9月10日(月) | |
発表決定通知 | 2018年9月下旬 | |
参加申込受付 | 2018年10月中旬から | |
論文提出締切 | 2018年10月19日(金) | |
事前参加申込締切 | 2018年11月27日(火) | |
参加費事前支払締切 | 2018年11月27日(火) |