人材育成学会 第15回年次大会 ~参加申込み案内~
テーマ : 働き方と人材育成 -生涯にわたって活躍できる働き方を考える-
――――――――――――― <大会テーマの趣旨> ―――――――――――――
2016年9月に内閣総理大臣決裁により「働き方改革実現会議」が設置され、2017年3月には「働き方改革実行計画」が策定され、安倍内閣の経済・社会政策の主要なテーマとして位置づけられている。働き方改革は、多様な人々が、一人ひとりのニーズにあった、納得のいく働き方を実現することが眼目であり、日本の企業や暮らし方の文化に変革を迫るものとされる。実行計画においては、日本の労働制度と働き方にある問題として、「正規、非正規の不合理な処遇の差」「長時間労働」「単線型の日本のキャリアパス」の3点が指摘されている。まさに日本型雇用慣行の中核的な課題であると考えられる。さらに実行計画における9点の検討テーマとして、「非正規雇用の処遇改善」「賃金引き上げと労働生産性向上」「長時間労働の是正」「柔軟な働き方」「治療、子育て、介護と仕事の両立、障害者就労の推進」「外国人材の受入れ」「女性・若者の活躍」「転職・再就職支援、人材育成」「高齢者の就業促進」が定められている。
働き方改革で掲げられた3点の課題と9点の検討テーマは、日本の今後の方向性を考えていくうえで、重要な内容であることに疑いはない。しかしながら、それぞれのテーマを個別に対症療法的に解決を図っていくことが必ずしも望ましいとは限らない。働き方改革は、過去からの形成過程、すなわち経路依存性を考慮しなければならない。また、課題・テーマが相互に関連しあっているため、有機的に全体像を踏まえた解決を考慮しなければならない。
さらに、働き方の改革は一過性の問題ではない。ある一時点の働き方を変えればいいというものではなく、生涯にわたって持続的に活躍できる働き方はどうあるべきか、という視点も存在する。このように、人材育成の観点からも、働き方は、経路依存性、全体像、持続性という視点を考慮しつつ検討していく必要がある。複雑性をはらんだ働き方改革を、行政、企業、個人、研究者が、それぞれどう取り組み、どのように実効ある施策につなげていくべきなのであろうか。
本シンポジウムでは、こうした問題意識を前提として、行政、企業、個人、研究者、それぞれの視点から働き方改革に関する問題や課題を掘り下げて、様々な解決策を見出すことにしたい。
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第15回年次大会は、本年12月10日(日)、法政大学市ヶ谷キャンパス新一口坂校舎において開催いたします。『働き方と人材育成-生涯にわたって活躍できる働き方を考える-』をテーマとしたパネルディスカッション、また、13セッション57件の研究発表・事例発表が行われます。参加のお申込みは、下記の要項をご覧の上、期限内にお手続きくださいますよう、お願いいたします(当日参加も歓迎しますので、受付にお越しください)。多数の方々のご参加を、心よりお待ちしております。
会場:法政大学 市ヶ谷キャンパス 新一口坂校舎 (懇親会会場も同キャンパス内を予定)
■所 在 地: | 東京都千代田区九段北3-3-9 | ||
■案 内 図: | http://chiikizukuri.gr.jp/access/ (アクセスマップ) | ||
■最寄り駅: | |||
◆JRをご利用の場合 | |||
[総武線・中央線] 市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分 | |||
◆地下鉄をご利用の場合 | |||
[都営新宿線] 市ヶ谷駅下車徒歩10分 [都営大江戸線] 飯田橋駅下車徒歩10分 [東京メトロ有楽町線] 市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分 [東京メトロ東西線] 飯田橋駅下車徒歩10分 [東京メトロ南北線] 市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分 |
実行委員会
※委 員 長: | 石山恒貴(法政大学 大学院政策創造研究科 教授) | |
※事 務 局: | 岸田泰則(法政大学 大学院政策創造研究科) 金澤元紀(法政大学 大学院政策創造研究科) 勝田千砂(法政大学 大学院政策創造研究科) |
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〒102-0073 東京都千代田区九段北3-3-9 新一口坂校舎 法政大学 大学院政策創造研究科 石山恒貴研究室内 人材育成学会第15回年次大会実行委員会事務局 TEL:03-3264-5060 E-mail: jahrd2017hosei@gmail.com |
参加申込方法と参加費 (※発表をされる方も参加申込手続きが必要です。)
同封の郵便振替用紙に必要事項をご記入のうえ、参加費と合わせてお申し込みください。
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参加者種別 | 参加費 | 懇親会費 | |
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事前申し込み | 会員 | 3,000円(資料代を含む) | 3,000円 |
非会員 | 7,000円(資料代を含む) | 3,000円 | |
学部生・大学院生 | 1,000円(資料代を含む) | 3,000円 | |
学部生・大学院生(非会員) | 4,000円(資料代を含む) | 3,000円 | |
当日参加 | 会員 | 4,000円(資料代を含む) | 3,500円 |
非会員 | 7,000円(資料代を含む) | 3,500円 | |
学部生,大学院生 | 2,000円(資料代を含む) | 3,500円 | |
学部生・大学院生(非会員) | 4,000円(資料代を含む) | 3,500円 |
注1) | この期日までにお手続きいただけない方は当日参加扱いとなります。 | ||
注2) | 当日参加の方は、会場受付で参加申込書にご記入の上、当日参加費をお支払いください。 | ||
注3) | 論文集代は下記の通りとなります。 | ||
・会 員: | 論文集を無料で提供させていただきます。本年度会費納入がお済みで、大会に参加されない方々には後日送付させていただきます。 | ||
・非会員: | 大会参加費に論文集代が含まれています。 | ||
参加申込書(郵便振替用紙)の記入方法
A. | 個人会員の方: | 同封の郵便振替用紙が申込書を兼ねます。該当の支払項目に○印をつけ、必要事項を記入してください。 |
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B. | 法人会員の方: | 代表者の方お一人がお申込みの場合は、個人会員に準じます。 代表者以外の方のお申込みは,該当の支払項目に○印をつけ、会員番号の欄に法人会員番号と余白に会員企業名を明記し、ご依頼人欄へ参加者の名前を記入してください。 複数人あわせてのお申込みの場合は、ご依頼人欄にお名前を列記し、合計金額にてお支払ください。余白が足りない場合は、E-mailで法人会員番号・会員企業名、郵便振込日と参加者一覧およびそれぞれの懇親会参加有無をお知らせください。 |
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C. | 非会員の方: | 次の①~⑥の事項を、E-mailにて年次大会実行委員会事務局までご連絡ください。あわせて郵便局備付の郵便振替用紙(払込取扱票)により、記載事項をご記入の上、参加費をお支払いください。 ① 件名:人材育成学会第15回年次大会参加申込書 ② 氏名(フリガナ) ③「非会員」の表示 ④ 所属名(勤務先) ⑤ 連絡先:郵便番号、住所(自宅・勤務先の明示)、電話番号、E-mail ⑥ 懇親会の参加有無 ※ 郵便振替用紙への記載事項(郵便局備え付けの払込取扱票) ◎ 口座記号番号:00180-8-451394 ◎ 加入者名:人材育成学会第15回年次大会実行委員会事務局 ◎ 金額:合計金額 ◎ 通信欄:a)「大会参加費」の表示、 b)「非会員」の表示(会員の場合は会員番号)、c)懇親会の参加有無 ◎ ご依頼人欄: 郵便番号/住所/氏名/電話番号 | |
注1) 会員の方でお手元に振替用紙がない方は,上記をご参照いただき、お振込みください。 注2) 期日までに振込手続きをいただきました方は、大会当日、払込用紙の控え(または、お振込みが確認できるもの)を必ずご持参ください。 |
宿泊について
各自で手配いただきますよう、お願い申し上げます。・前泊、後泊を予定される方は、早目のご予約をお勧めいたします。
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